歯の神経を抜くとどうなる？

相楽郡にあるやまむらデンタルクリニックでは、地域に根ざした歯科クリニックとして、皆様のお口の症状・病気を診させていただいております。
こちらのブログでは、お口の健康維持・病気予防に役立つ様々な情報を発信して参ります。
今回は“歯の神経”についてです。

■歯の神経を抜く“根管治療”

重度の虫歯になった時、そのままにしていると抜歯せざる得なくなる場合があります。
そうした時、天然歯の保存をはかるために行われるのが“根管治療”です。
虫歯菌に汚染された組織（歯質や神経など）を取り除き、根管内をきれいに洗浄・消毒した後、薬剤を詰めて再感染を防ぎます。
ですが、そうして歯の神経（歯髄）を抜く処置（抜髄）をしてしまうと、どうなるのか？

■神経を抜くと歯が脆くなってしまう

歯の神経には栄養を送り届ける役割があるため、これを抜いてしまうと歯に栄養が行き届かなくなり、脆くなって寿命を縮めてしまうことになります。
神経を失った歯を“失活歯”や“無髄歯”と言い、よくそれは枯れ木に例えられます。

このように、天然歯を維持するうえで歯の神経はとても重要なものです。
どうしても抜髄せざる得ないケースもありますが、一番は歯の神経を抜かずに済むように、重度の虫歯になる前にきちんと治療を受けて治すことです。
なので、虫歯に気づいたら放置せずに、お早めに当クリニックへご相談ください。